
代表プロフィール
氏名: 小谷 有季(こたに ゆき / YUKI KOTANI)
資格: 宅地建物取引士(国家資格)、薬膳コーディネーター、日商簿記3級、普通自動車運転免許
生い立ちと原点形成
神奈川県出身。幼少期を厚木市・平塚市・川崎市で過ごし、自然と都市文化が融合する環境の中で、多様な価値観と人とのつながりを大切に育まれました。神奈川という土地は、海と山、都市と地方が共存する場所であり、そこで過ごした日々が、後に「人と人、地域と地域をつなぐ」仕事への原点を形成することとなります。
学生時代は長崎県にて過ごし、地域の人々の温かさと地方文化の豊かさに深く触れました。長崎は歴史的に国際色豊かな港町であり、異文化が交わる土地柄が、国際的な視野を持つきっかけとなりました。この時期に培った「人との距離感」や「地域に根ざした文化の尊重」は、現在の不動産業における顧客対応の基礎となっています。
大学時代とTOTOでの社会人経験
大学は神戸の女子大学を卒業。学業の傍ら、国際社会に通用する教養とホスピタリティを身につけることに力を注ぎました。神戸という国際都市で学んだことは、後の国際的なキャリア形成において大きな意味を持つこととなります。
卒業後は、大手設備メーカーであるTOTO機器株式会社に入社。製品知識や建築業界の基礎を学び、企業の品質管理やお客様対応の重要性を身をもって体験しました。住宅設備という「暮らしの質」に直結する製品を扱う中で、「空間づくり」の本質と、お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添うことの大切さを実感しました。ここで培った「細やかな観察力」と「誠実な顧客対応力」は、後の不動産業における信頼形成の礎となりました。
JAL国際線客室乗務員としての経験
その後、長年の夢であった航空業界に転身し、日本航空(JAL)の国際線客室乗務員として勤務。世界各地を飛び回る中で、異なる国籍・文化・価値観を持つ人々と交流し、グローバルな感覚とコミュニケーション能力を磨きました。
機内という限られた空間で、言葉や文化の異なるお客様一人ひとりに寄り添い、安心と満足を提供する経験は、現在の不動産コンサルティング業務における「顧客第一主義」の原点となっています。特に「おもてなし」の本質を国際的な視点から学び、相手の文化を尊重しながらも日本的な誠意を伝える姿勢を身につけました。この時期に培ったホスピタリティ精神は、外国人投資家や企業との信頼関係構築において、今も大きな力となっています。
上海留学と現地企業での実務経験
さらに視野を広げるため、中国・上海へ留学。現地では中国語を徹底的に学び、実践的な語学力を身につけるとともに、中国経済のダイナミズムとビジネス感覚を体感しました。急成長する中国市場の中で、ビジネスのスピード感や意思決定のプロセス、商習慣の違いなどを肌で感じ取る貴重な経験を積みました。
留学後は、上海現地の日系企業においてマーケティング業務を担当。現地企業の販促活動や市場調査に携わり、中国ビジネスのスピード感や消費者心理を深く理解する経験を得ました。日本企業と中国市場の架け橋として働く中で、異文化間のコミュニケーションやビジネス交渉における重要ポイントを学び、実践的なスキルを磨きました。この時期に築いた中国の人脈は、後に外国人顧客向け不動産ビジネスを展開する際の大きな資産となっています。
帰国後と実家事業での経験
帰国後は、実家が営む管材関連および不動産関連事業に携わり、建設・設備業界における現場知識や経営ノウハウを学びました。ここでの経験を通じて「モノづくり」と「空間づくり」の本質を理解し、不動産という分野が単なる資産取引にとどまらず、人の暮らしや街の景観を形づくる重要な仕事であると確信するようになりました。
建築現場や設備の仕組み、物件管理の実務など、不動産業の「裏側」を学ぶことで、表面的な知識ではない、実践的で深い専門性を身につけることができました。また、家族経営の中で事業を支える経験は、後に独立開業する際の経営感覚や顧客との長期的な信頼関係構築の重要性を教えてくれました。
独立開業と現在の活動
その後、宅地建物取引士(宅建士)の国家資格を取得し、2015年に東京都内で独立開業。現在は、不動産の販売・賃貸・仲介を中心に、外国人投資家向けの不動産コンサルティングや、女性の視点を活かした空間プロデュース、外国人の日本進出サポートなど、多角的な業務を展開しています。
海外生活で培った語学力(英語・中国語)と、JALで学んだ国際感覚、そして女性ならではの細やかな感性を融合させ、「日本の不動産市場を世界とつなぐ架け橋」として活躍中です。特に、中華圏からの投資家に対しては、言語だけでなく文化的背景や商習慣への深い理解を活かし、「最も信頼できる日本の不動産パートナー」として高い評価を得ています。
特に近年は、外国人投資家の増加やインバウンド市場の拡大を背景に、海外顧客に向けた日本不動産の紹介や、投資ビザ・経営管理ビザの取得を伴うコンサルティング業務にも注力しています。会社設立から物件取得、ビザ申請、オフィス選定まで、ワンストップでサポートする体制を整え、「日本での事業・生活を安心してスタートできる」総合的な支援を提供しています。
また、女性経営者として、「女性だからこそ気づける視点」を大切にしています。安全性、快適性、デザイン、利便性など、生活者としての実感を伴った提案を行い、外国人女性起業家や投資家からも「安心して相談できるパートナー」として信頼されています。不動産業界において、女性目線でのきめ細かな提案や、人に寄り添うホスピタリティを重視した運営を行っていることが、大きな差別化要因となっています。
趣味・特技・人生観
趣味: 海外旅行、神社仏閣めぐり、健康・美容・薬膳などウェルネス関連の研究。特に旅先での文化・建築・デザイン観察を通じて、人と空間の関係性に興味を持ち、それを不動産や空間プロデュースの仕事に反映させています。世界各地の建築様式やインテリアデザイン、街並みの成り立ちを観察することで、「心地よい空間とは何か」を常に探求し続けています。
特技: 英語・中国語による国際対応、ホスピタリティマネジメント、異文化コミュニケーション。言語だけでなく、文化的背景や価値観の違いを理解し、相手に寄り添ったコミュニケーションを行うことを得意としています。
人生観と仕事への信念:
多文化を理解し、人と街を結び、女性の視点で「心地よい空間と暮らし」を提案すること。それが、小谷有季の仕事の原点であり、今も変わらない信念です。不動産という「モノ」を通じて、人の暮らしや夢、ビジネスの成功を支えること。そして、国籍や言語を超えて「信頼」でつながる関係を築くこと。それが、一般社団法人ジャシボの使命であり、代表としての誇りです。
これからも、国際的な視野と女性ならではの感性を活かし、日本と世界をつなぐ不動産ビジネスを通じて、より多くの人々に新しい価値と安心を届けてまいります。